私たちは普段の生活の中で、いろいろな放射線を受けています。それは自然界にある放射性物質や宇宙からくる宇宙線などの「自然放射線」です。また、病気の診断、治療などで使う「人工放射線」もあります。放射線を受けることを「被ばく」といい、自然放射線により受ける被ばく量の世界平均は、年間約2.4ミリシーベルトといわれています。このような普段受けているレベルの放射線なら身体に影響はありませんが、一度にたくさんの放射線を受けた場合は、身体に深刻な悪影響を与えることがあります。
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