(株)ジェー・シー・オーの親会社である住友金属鉱山株式会社は、昭和32年から新しいエネルギー源として原子力の平和利用実用化のため、核燃料の製造技術の研究開発につとめ、独自の溶媒抽出法による六フッ化ウランから二酸化ウランへの転換技術を開発しました。 昭和44年8月に、住友金属鉱山株式会社核燃料事業部として転換加工事業の許可を受け、昭和48年2月末、東海工場を完成、同年3月操業を開始しました。事業の進展に伴い、昭和55年12月には日本核燃料コンバージョン株式会社として独立し、昭和58年4月、第2加工施設棟を完成しました。
また、事業拡大を目的として平成10年8月に、株式会社ジェー・シー・オーに名称変更をしました。
平成11年9月30日、原子力事業所としてあってはならない臨界事故を起こし、地域の皆様をはじめ、多くの方々に大変なご迷惑をおかけ致しました。
これをふまえ、平成15年4月18日にウラン再転換事業の再開を断念することと致しました。現在は旧加工設備等の解体、非管理区域化工事に取り組んでおり、将来の原子力施設廃止措置に向けた作業を安全第一に継続しています。
引き続き、低レベル放射性廃棄物の適切な保管管理、施設の安全な維持管理に努めてまいります。