東海村の原子力

積水メディカル株式会社
創薬支援センター

1.事業計画概要

令和5年度の事業計画は令和4年度に引き続き医薬品開発における薬物動態や安全性を評価する研究の受託事業を行います。各受託試験は GCP、GMP、GLP などの基準に準拠して実施しております。

 

(1)スクリーニング試験

創薬初期段階で開発候補化合物を選別するために、様々な評価を実施

(2)化合物標識合成

開発候補化合物に放射性同位元素(RI)や安定同位元素(SI)で標識し、RI 標識化合物や SI 標識化合物を合成

(3)非臨床薬物動態試験

開発化合物の体内動態を調べるため、各種動物・細胞・酵素などに RI 標識化合物や非標識化合物を投与し、定量解析する試験を実施

(4)薬理試験

開発化合物の薬理作用を調べるため、試験管内で各種酵素・細胞などに RI 標識化合物や非標識化合物を反応させ、定量解析する試験を実施

(5)安全性試験

安全性試験で発生する検体中薬物濃度測定、バイオマーカーの測定、中和抗体の測定を実施

(6)臨床薬物動態試験

国内外の臨床施設にて行われる臨床薬物動態試験を実施

(7)臨床検体測定・解析

臨床試験で発生する検体中薬物濃度測定、バイオマーカーの測定、遺伝子の多型解析を実施

(8)創薬支援研究用試薬販売

薬物動態研究に汎用される肝細胞組織画分、凍結肝細胞、薬物代謝酵素発現系などを提供

 

2.原子力安全協定第5条に係る新増設等計画

原子力施設周辺の安全確保及び環境保全に関する協定書第5条に該当する新増設等の計画は予定しておりません。