はじめよう!減塩生活!!
村では,「健康寿命の延伸」と子どもから高齢者まで誰もが多様な幸せを感じることができる「健幸感の向上」を目指して,「第3次東海村健康づくり計画」を策定しています。計画では,村の現状と課題から5つの重点目標を定め,その一つを「減塩を取り組む人の増加」とし,令和4年度に重点的に取り組んでいます。ここでは,減塩に関することや村の取り組みについて掲載しています。みなさんも減塩生活をスタートしませんか?
食塩摂取の現状
茨城県民の成人1日あたりの塩分摂取量は男性11.4g,女性9.7g※1と,全国平均に比べて高値になっています。国が定める目標量(成人男性7.5g未満,成人女性6.5g未満※2)と比較すると,男性では3.9g,女性3.2g多くとっており,減らしていく必要があります。
また,村の「健康づくり・食育に関するアンケート調査※3」によると減塩を意識している人の割合は若い世代の意識が低い状況です。
※1厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査」 ※2厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2020年版) ※3東海村「第3次東海村健康づくり計画 ※4茨城県「総合がん対策推進モニタリング調査報告書」(平成29年3月)
食塩をとり過ぎるとどうなるの?
食塩のとり過ぎは,血圧を上昇させ,高血圧の原因となります。高血圧になると,血管に負担がかかるため,血管の内壁が傷ついたり,硬くなったりして,動脈硬化を起こしやすくなります。
動脈硬化になると,脳出血,脳梗塞などの脳血管障害(脳卒中)や狭心症,心筋梗塞,心不全などの心臓病になりやすくなります。さらに,腎機能を低下させたり,胃がんのリスクも増加させます。
血圧は,歳をとってから急に上がるものではなく,長年の食塩の取り過ぎが中高年以降の高血圧につながります。若いころから食塩摂取量を少なくすることで,将来の高血圧を予防することができます。
1日あたりの食塩摂取目標量を知っていますか?
「日本人の食事摂取基準」では,生活習慣病の発症と重症化予防のため,食塩摂取量が定められており,1日あたり成人男性7.5g未満,成人女性6.5g未満とされています。1食で摂取できる塩分量は約2g~2.5gになります。
年齢 | 男 | 女 |
1~2歳 | 3.0g未満 | |
3~5歳 | 3.5g未満 | |
6~7歳 | 4.5g未満 | |
8~9歳 | 5.0g未満 | |
10~11歳 | 6.0g未満 | |
12~14歳 | 7.0g未満 | 6.5g未満 |
15歳以上 | 7.5g未満 | 6.5g未満 |
※高血圧及び慢性腎臓病(CKD)の重症化予防のための食塩摂取目標量は,成人男女とも6.0g/日未満とされています。
減塩情報part1(食塩摂取の現状と食塩過剰摂取のリスク) (PDFファイル: 1.5MB)
食品や調味料に含まれる塩分量を知ろう
減塩をするには,普段よく食べる食品や調味料にどのくらいの塩分が含まれているのかを知っておくことが大切です。食事の際は,それぞれの食品に含まれる塩分量を知り,塩分の取り過ぎにならないように工夫しましょう。
塩分が多く含まれる料理をよく食べる人は食べる回数や量を減らす,普段使っている醤油や味噌などを減塩タイプのものに変えるなど,自分ができそうなことから取り組んでみましょう。
減塩情報part2(食品や調味料に含まれる塩分量) (PDFファイル: 1.1MB)
上手に減塩するポイント
料理をするとき,食品を選ぶとき,食べるときに少しの工夫をすることで,健康的に,おいしく食事を楽しむことができます。上手に減塩するポイントを紹介しますので,少しずつ取り組んでみましょう。
【料理をするときの減塩ポイント】
▽旬の食材を使いましょう
▽天然食品でだしを取りましょう
▽香辛料・香味野菜・ナッツ類等を使いましょう
▽酸味を生かしましょう
【選ぶときの減塩ポイント】
▽加工食品や塩蔵品の摂りすぎに注意しましょう
▽減塩調味料や減塩食品を利用しましょう
【食べるときの減塩ポイント】
▽調味料は「かける」から「つける」に!
▽食塩量の多い食品を食べる回数を減らしましょう
▽麺類の汁は残しましょう
▽カリウムが多く含む食品(野菜や果物)を食べましょう
減塩情報part3(上手に減塩するポイント) (PDFファイル: 1.1MB)
【上手に減塩する方法】 (PDFファイル: 412.7KB)
東海村の取り組み
保健センターで実施している「減塩に関する取り組み」についてご紹介します。詳細は,下記のリンク先を参照ください。
減塩に関する料理教室や講座の実施
減塩の知識や減塩するためのちょっとした工夫,減塩メニューを紹介する料理教室や講座を実施しています。
令和6年度親子の食育教室~ヘルスメイトジュニア事業~のご案内
東海村まちづくり出前講座について(減塩教室「減塩は健康のための最初の一歩!あなたは食塩をとりすぎていませんか」)
食生活改善推進員との連携
食生活改善推進員とは,食に関して地域で普及啓発をするボランティアの方です。
食生活改善推進員と連携して,幼児からの減塩活動の啓発やヘルスメイトジュニア事業における料理教室などを行っています。
減塩レシピの紹介
身近な食材を使った簡単でおいしい減塩レシピを紹介しています。 広報誌の毎月10号にもヘルスメイトのオススメレシピとして,レシピの紹介や減塩ポイントを掲載しています。
いばらき美味しおスタイル指定店の普及啓発
茨城県では,生活習慣病を予防するため,「いばらき美味しお(おいしお)スタイル」として塩分摂取量を減らす取り組みを推進しています。その一つとして,適塩メニューを提供するなどの減塩に取り組んでいる店舗を「いばらき美味しおスタイル指定店」として認定し,普及啓発を行っています。近隣市町村のお店も認定されていますので,ぜひお立ち寄りください。
このページに関するお問い合わせ先
福祉部 健康増進課 健康づくり担当(保健センター内)
〒319-1112 茨城県那珂郡東海村村松2005
電話番号:029-282-2797
ファックス:029-282-2705
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更新日:2022年12月20日