こどもの予防接種

更新日:2024年08月30日

予防接種について

予防接種には,予防接種法に定めがある「定期の予防接種」と法律に定めのない「任意の予防接種」があります。村では,定期・任意の予防接種費用の全額または一部を助成しています。

お母さんが赤ちゃんにプレゼントした病気に対する抵抗力(免疫)は,自然に失われていきます。そのため,赤ちゃん自身で免疫をつくって感染症を予防することが大切です。その助けとなるのが予防接種です。子どもは発育と共に外出の機会が多くなり,感染症にかかる可能性も高くなります。感染症の発生状況や,かかりやすい年齢などを考慮して,標準的な接種時期の中で,できるだけ早期に接種を済ませましょう。

予防接種の種類

定期予防接種

令和6年度から,5種混合ワクチンが定期接種化されました。令和6年2月1日以降に生まれた方は,5種混合ワクチンを接種することで,従来の4種混合ワクチンとヒブワクチンの接種は必要なくなります。
ただし,これまで4種混合ワクチン・ヒブワクチンを接種したことがある場合,5種混合ワクチンとの交互接種はできませんのでご注意ください。 

定期予防接種の接種費用は公費負担(無料)となります。各予防接種の対象年齢や接種期間を確認し,定められた年齢,接種期間内に受けてください。
※予防接種法で定められた年齢や接種期間を過ぎた予防接種にかかる費用は,全額自己負担となります。

定期予防接種一覧
種類

接種回数

標準的な接種時期及び接種間隔 対象者
ロタウイルス ロタテック
(5価)
1回目 1回目の接種は生後2か月に至った日から14週6日後までの間
27日以上の間隔をおく

※出生15週0日後以降に1回目を接種することについては,安全性が確立されていません
生後6週から32週までの間にある者
2回目
3回目
ロタリックス
(1価)
1回目 生後6週から生後24週までの間にある者
2回目
 B型肝炎   1回目 生後2か月に至った日から生後9か月に至るまでの間
27日以上の間隔をおく
生後1歳に至るまでの間にある者
2回目
3回目 1回目の接種から139日以上の間隔をおく
 ヒブ    初回
1回目
生後2か月から7か月に至るまで
27日から56日の間隔をおく 
※生後12か月に至るまでに行う 
生後2か月から60か月に至るまでの間にある者
※五種混合で接種を開始された方は不要です
※1歳未満に初回3回目までの接種が終了しなかった場合,また生後2か月から7か月未満に接種開始できなかった場合は,お問合わせください
初回
2回目
初回
3回目
追加 初回3回目終了後7か月から13か月までの間隔をおく
 小児用肺炎球菌    初回
1回目
生後2か月から7か月に至るまでの間
27日以上の間隔をおく
※生後12か月に至るまでに行う
生後2か月から60か月に至るまでの間にある者
※1歳未満に初回3回目までの接種が終了しなかった場合,また生後2か月から7か月未満に接種開始できなかった場合は,お問合わせください
初回
2回目
初回
3回目
追加 生後12か月から15か月に至るまでの間
初回3回目終了後,60日以上の間隔をおく
 BCG(結核) 1回

生後5か月に達した時から生後8か月に達するまでの間

生後1歳に至るまでの間にある者

五種混合
・ジフテリア
・破傷風
・百日咳
・不活化ポリオ
・ヒブ

1期初回
1回目
生後2か月から7か月に至るまでに開始
20日から56日までの間隔をおく
生後2か月から90か月に至るまでの間にある者
※令和6年4月1日から「四種混合」と「ヒブ」を合わせた「五種混合」ワクチンの接種が可能になりました
1期初回
2回目
1期初回
3回目
1期追加 初回3回目終了後,6か月から18か月までの間隔をおく
 四種混合
・ジフテリア
・破傷風
・百日咳
・不活化ポリオ
1期初回
1回目
生後2か月に達した時から12か月に達するまでの間
20日から56日までの間隔をおく
生後2か月から90か月に至るまでの間にある者
※五種混合で接種を開始された方は不要です
1期初回
2回目
1期初回
3回目
1期追加 初回3回目終了後,12か月から18か月までの間隔をおく
二種混合
・ジフテリア
・破傷風
2期 11歳に達した時から12歳に達するまでの間 11歳以上13歳未満の者
 麻しん・風しん(MR)  1期 生後12か月から24か月に至るまでの間 生後12か月~24か月に至るまでの間にある者
2期 小学校就学前の1年間 5歳以上7歳未満で,小学校就学の前年の4月1日から,小学校就学年の3月31日までの間にある者
 水痘(水ぼうそう) 1回目  生後12か月から15か月に達するまでの間 生後12か月~36か月に至るまでの間にある者
2回目 1回目終了後6か月~12か月の間隔をおく
 日本脳炎   1期初回
1回目 
3歳に達した時から4歳に達するまでの間
6日から28日までの間隔をおく
生後6か月から90か月に至るまでの間にある者
1期初回
2回目
1期追加 4歳に達した時から5歳に達するまでの間
初回2回目終了後おおむね1年を経過した時期
2期 9歳に達したときから10歳に達するまでの間 9歳以上13歳未満の者
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症(子宮頸がん) 2価 3回

13歳となる日の属する年度の初日から当該年度の末日までの間

※詳しくはこちら

12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子
4価 3回
9価 2回又は3回

※予防接種の対象年齢の数え方:「〇歳未満」「〇歳に達するまで」「〇歳に至るまで」はいづれも「〇歳の誕生日の前日まで」です。
※接種間隔を数える際,接種日は「0日」と数えます。 

法定外予防接種

おたふくかぜ予防接種は,予防接種法に基づき実施される「定期接種」とは異なり,希望者が各自で受ける「任意接種」です。

東海村では,おたふくかぜワクチンの接種費用の助成をしています。
転入等で接種を希望する方は,保健センターへお問合わせください。

おたふくかぜ予防接種について
予防接種名 おたふくかぜ
対象者 1歳から小学校就学前の3月31日まで
助成回数 1回
望ましい接種時期 1歳
個人負担 無料
通知時期 生後1か月半頃

村内予防接種実施医療機関一覧

村内医療機関一覧(50音順)

医療機関名 住所 電話番号
いばらき診療所とうかい 東海村石神内宿1724-1 029-283-4110
茨城東病院 東海村照沼825 029-282-1151
うすい内科クリニック 東海村東海2-7-11 029-229-0855
尾形クリニック 東海村村松375 029-282-4781
久慈こどもクリニック 東海村舟石川駅西2-8-6 029-219-7303
村立東海病院 東海村村松2081-2 (予約専用番号)
029-282-2615
東原クリニック 東海村白方1707-1 029-283-2301
武藤小児クリニック 東海村2245-10 029-282-7722


※事前に予約が必要となる場合があります。詳細は医療機関にお問合せください。

持ち物

  • 予診票
  • 母子手帳
  • マイナンバーカード・保険証等(本人確認書類)
  • 医療福祉費受給者証(マル福)
  • 委任状

※お子さんが予防接種を受ける時には,原則,保護者の同伴が必要ですが,保護者が同伴することができない場合は,委任状があれば保護者以外の方が同伴することができます。同伴者は,普段からお子さんの健康状態をよく知っている方(祖父母等)に限ります。

予診票について

お子さんが生後1か月半になる頃に,村から以下の予診票が郵送されます。

  • ロタウイルス
  • B型肝炎
  • 小児用肺炎球菌
  • 5種混合(百日せき・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ)
  • BCG
  • 麻しん風しん混合1期 
  • 水ぼうそう
  • 日本脳炎1期
  • おたふくかぜワクチン

※その他の予診票は,対象の方へ個別に郵送します。


その他の予診票

予防接種の種類

郵送時期の目安

麻しん風しん混合2期 小学校就学前年度の4月
日本脳炎2期 9歳の誕生月の前月末
2種混合 11歳の誕生月の前月末
HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症 中学校就学前年度の3月(女子のみ)

 

※東海村発行の予防接種予診票は,東海村に住民登録されている方が対象です。
村外に転出した場合は,転出先の自治体で発行される予防接種予診票を利用してください。

異なるワクチンの接種間隔について

 接種間隔とは,予防接種を受けた日から,次の接種を受けるまでの間隔のことを指します。
同じ種類のワクチンを接種するときは,ワクチンごとに決められた接種間隔をあけてください。
異なる種類のワクチンを接種するときは,下記を参考にしてください。

異なるワクチンの接種間隔について
ワクチンの種類と接種の順番 接種間隔
注射生ワクチンを接種⇒注射生ワクチンを接種 27日以上
上記組み合わせ以外 制限なし

※BCG・麻しん風しん・水ぼうそう・おたふくかぜワクチン等

予防接種要注意者制度について

病気や障がい,ひきつけ,重いアレルギーなどがあるために,村内予防接種実施医療機関で定期予防接種を受けることが難しいお子さんを,専門の医療機関に紹介して予防接種を行う制度です。詳しくは,保健センターへお問合わせください。

予防接種の副反応について

ワクチンが原因といわれている副反応には,接種した所が赤くなったり熱が出たりする以外にも,病気の発症や合併症など,重大な副反応もあります。しかしこれらも,必ずしもワクチンが原因だとは断定できない場合が多く,ワクチンを接種した後にたまたま起こった紛れ込みの事故である可能性が高いといわれています。子どもの体質はそれぞれ違うため,程度に差はありますが,大切なことは,かかりつけの医師に体調をよく診てもらい,よく相談することです。その上で,予防接種を受けるかどうか判断してください。
また,予防接種をお受けになるにあたっては,予防接種の効果や副反応についてご理解の上,お子様の体調のよい日に行うことが原則です。少しでも体調が悪いと思ったら中止する勇気を持ちましょう。

健康被害救済制度について

予防接種により障がいなどの重い健康被害が生じた場合,医師から独立行政法人医薬品医療機器総合機構へ副反応報告がおこなわれます。その副反応が定期予防接種によるものと認められた場合には,「予防接種法」に基づく予防接種健康被害救済制度の対象となり,健康被害の程度に応じて,医療費,障害年金など法律で定められた金額が支給されます。

償還払い制度について

村や県の協力医療機関以外で接種した定期予防接種の費用を,払い戻す制度です。

詳しくはこちらをご覧ください。

Q&A

転入したときの予防接種の手続きは何をすればいいの?

母子健康手帳等,接種歴の分かるものをご持参の上,保健センター窓口にお越しください。

予防接種予診票を紛失してしまったらどうすればいいの?

いばらき電子申請・届出サービス

予防接種予診票を紛失された方は,「いばらき電子申請・届出サービス」より再発行申請をしてください。

ご不明な点があれば,東海村保健センターまでお問い合わせください。

予防接種はどれくらい間隔をあければいいの?

令和2年10月1日から,異なるワクチンの接種間隔が変わりました。
下の図の左側が令和2年9月30日まで,右側が令和2年10月1日からの接種間隔です。
同一ワクチンの接種間隔は変更はありません。

接種間隔

(注意)同じ種類のワクチンを複数回接種する場合には,ワクチン毎に定められた間隔を守る

(注意)注射生ワクチンから別の種類の注射生ワクチンを接種する場合は,27日以上あける
【例】月曜に接種をしたら4週間後の月曜日まで間隔をあける。

同時接種とは?

あらかじめ混合されていない2種類以上のワクチンについて,医師が特に必要と認めた場合には,同時に接種を行うことができます(接種部位は別々)。

麻しん風しんの予防接種を受けましょう

感染力が強く,かかると症状の重い麻しん(はしか)は,予防接種を行うことで感染を防ぐことができます。
麻しん風しん予防接種は第1期と第2期の2回あります。対象年齢になりましたら,できるだけ早めに予防接種を受けましょう。

第1期
対象者 通知時期 接種期限
1歳児 生後1か月半頃 2歳の誕生日の前日

 

第2期
  対象者
(小学校就学前1年間に相当する方)
通知時期 接種期限
令和6年度 平成30年4月2日から
平成31年4月1日に生まれた方
令和6年4月 令和7年3月31日

関連資料

このページに関するお問い合わせ先

福祉部 健康増進課

〒319-1112 茨城県那珂郡東海村村松2005
電話番号:029-282-2797

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