令和6年東海村新年賀詞交歓会

更新日:2024年01月16日

令和6年東海村新年賀詞交歓会が開催されました!

令和6年1月5日(金曜日)午前10時30分から,東海村新年賀詞交歓会が同会発起人会主催により開催されました。

本会は東海村の飛躍発展を目指す意見交換の場として毎年開催されており,本年は山田村長をはじめとする村内の各界各層の方,約260名が参加しました。

今年は,昨年5月に新型コロナウイルスが第5類へ移行したことに伴い,コロナ渦以前のような活気を取り戻し,多くの方々が参加しました。また,昨年に引き続きオンライン名刺交換の実施やデジタルサイネージの配信など,新しい社会活動の実現に向けて,デジタル化を取り入れた内容としました。

会では来賓の国会議員の方々等から祝辞がありました。

山田村長年頭祝辞

まず、冒頭に、元日に発生しました「能登半島地震」により、お亡くなりになりました方々に対し、謹んでお悔やみ申し上げます。また、被災された皆様方にもお見舞い申し上げたいと思います。

報道等によりますと、現場の状況がなかなか把握できず、救助活動や支援活動も難航しているようであります。本村としましても、今後、関係機関と連携しながら出来る限りの対応をしてまいりたいと考えております。

こうした状況ではありますが、東海村の関係者が一堂に会するこの賀詞交歓会が、今年も、こうして開催できましたこと、発起人の一人として大変嬉しく思っております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年は、辰年です。上り竜のように村全体が更に活気づいて、嬉しいニュースが多い年になることを期待しています。

さて、昨年末に、社人研の人口推計が発表されました。2050年の本村人口は、約3万3千人でした。2020年の約3万8千人から5千人ほど減少すると予測されています。県内の他の市町村と比べれば、減少幅は小さかったと思いますが、私自身は危機感を感じています。本村の近年の出生者数は、250人程度で推移しており、何とかこれ以上の減少を食い止めるべく、これからも人口減少対策としての子育て支援や若者支援に注力して参りたいと考えております。

このまま、人口の急降下が続くと、日本社会全体が「縮小スパイラル」に陥ってしまうことになるでしょう。今こそ、全ての国民が、人口減少によって将来どのような事態を招いてしまうのかを正確に理解し、その事態に立ち向かって行動を起こす時だと思っています。

そうした中で、本村としましては、今年は、さらに子育て支援を強化してまいります。特に、保育ニーズの一層の高まりを受けて、新たな保育所整備も必要となりますが、当面の対策として、入所保留児童を対象とした「緊急保育室」を整備してまいります。また、保護者の皆様への経済的支援策として、第2子の保育料無償化も実施して参りたいと考えております。

また、デジタル化の推進につきましては、国において、令和7年度から市町村の基幹業務に係るシステムの標準化・共通化が導入されることやアナログ規制の見直しなどが進められており、窓口サービスの在り方が大きく変わろうとしています。こうした環境の変化に適切に対応していくとともに、窓口改革と言われるような思い切った取組みも必要となります。役場においては、これまでもスマートサービスやスマートワークといった視点でDX化を進めてまいりましたが、今後は、「オフィス改革」を着実に推進しながら、効率的なサービスの提供と働き方改革を同時に成し遂げて参りたいと考えております。

次に、ハード面のまちづくりですが、中央地区内に整備を進めてまいりました「神楽沢近隣公園」が4月にオープンいたします。公園内には、芝生広場、水遊びスポット、バスケットボールコート、長さ28mの大きな滑り台などがあり、親子で楽しめる公園となります。加えて、この公園を賑いの拠点として活用するため、民間の力もお借りしながら、イベントも開催してまいります。

また、昨年の台風13号により、本村内でも、複数個所で冠水被害が発生しましたことから、雨水浸水被害軽減対策として短期的な取組みと長期的な取組みを実施して参りたいと考えております。ただし、近年の異常気象に伴う集中豪雨については、毎年のように全国で発生しており、インフラ整備にも限界があることから、ソフト面も含め、被害を最小限に食い止められるような方策も考えていかなければならないものと感じております。

さらに、原子力政策についても述べておきたいと思います。

東海第二発電所については、事業者による安全性向上対策工事が進められており、今後も必要に応じて、適宜状況を確認してまいりたいと考えております。

一方で、広域避難計画につきましては、昨年末に、「原子力災害に備えた東海村住民避難計画」として東海村防災会議で決定し、村ホームページで公表したところであります。今後は、村民の皆様に、原子力災害が発生した際には、発災事業所により、初動・避難行動・避難先が異なることを十分ご理解頂けるよう丁寧な周知に努めてまいりたいと考えております。

最後にお願いです。今月21日に東海村議会議員一般選挙が行われます。大切な選挙ですので、是非、投票所へ足を運んでください。期日前投票は、役場に加え、19日と20日には、ここアイヴィルでも行いますので、是非ご利用ください。

蛇足ですが、今月28日の勝田マラソンに参加します。今年も無理せず完走出来るよう頑張りたいと思いますので、沿道で応援頂ければ有難いです。

結びに、本日お集まり頂きました皆様にとりまして、今年一年が良い年になりますように、そして東海村が飛躍できる年になりますことを祈念いたしまして、年頭のあいさつといたします。本日は、ありがとうございます。

このページに関するお問い合わせ先

総合戦略部 政策推進課 秘書広聴担当

〒319-1192 茨城県那珂郡東海村東海三丁目7番1号
電話番号:029-282-1711
ファックス:029-287-0317

メールフォームによるお問い合わせ