【注意喚起】予防策を再確認し、子どもの水の事故を防ぎましょう
世界では、毎年、推定23万6千人が溺れており、溺死は1歳から24歳までの子どもと若者の死因の上位10位以内に入っています。
日本では、厚生労働省「人口動態調査」によると0~1歳では浴槽での溺死、より活動的になる5歳以上では、自然水域での溺死が最も多く発生しています。
子どもの水の事故を防ぐため、関係機関から呼び掛けられている水の事故防止のためのポイント等を取りまとめました。この機会に、予防策を再度確認し、具体的な行動をとりましょう。
溺水防止の考え方
- 子どもは声や音を出さず静かに溺れることもあります。少しの時間、少しの水量と油断せず、子どもの見守りと合わせて溺水事故が起こらない環境づくりを行いましょう!
- ▽子どもだけで水に近づかない、近づけさせない工夫を
- ▽子どもが水に接する場合は、大人は目を離さず、手の届く範囲で見守りを
- ▽水に関する危険と対処法を学習し、事前の準備を
相談事例
【浴槽での事故】保護者が子どもを浴槽内に残して上の子どもたちを呼びに行った。1分程度で戻ってきたところ、子どもが浴槽内で仰向けに浮いていた。水の深さは 15~20cm程度であった。
【海での事故1】 保護者は、女児が浮き輪を持って海へ入る姿を確認していたが、目を離した数分後、浮き輪の傍らでうつ伏せ状態の女児を発見し救助した。ライフジャケット非着用だった。
【海での事故2】 防波堤で釣り中に男児が誤って海中転落し、父親が救助のため海中に飛び込み、2名とも救助船により救助された。なお、2名ともライフジャケット非着用だった。
【河川での事故】子ども2人が川遊びをしているうち、1人が流された。助けようとした親は流され死亡。子どもはライフジャケットを着用しており、近くにいた人に助けられた。親は未着用だった。
【プールでの事故】プール内に設置しているエア遊具の下に、児童が入り込んでいる状態で発見され、搬送先の病院で死亡した。
【用水路での事故】用水路で子ども3人で遊んでいたところおぼれた。
家庭での子どもの水の事故を防止するためのポイント

- 【子どもの見守り】
- ▼大人が洗髪する際には、子どもを浴槽から出しましょう。浮き輪の使用中でも事故が発生しています。
- ▼子どもは大人の後に浴室に入れ、先に浴室から出しましょう。
- ▼子どもだけで入浴させないようにしましょう。

- 【浴室等の水回りの環境づくり】
- ▼子どもが小さいうちは、入浴後は浴槽の水を抜くことを習慣にしましょう。
- ▼子どもだけで浴室に入れないよう、ベビーゲートなどを設置しましょう。
- ▼子ども使用後の洗濯機、洗面器、バケツに水をためたままにしないようにしましょう。
- ▼洗濯機にはチャイルドロックをかけて蓋を開けられないようにしましょう。
子どもの水の事故を防止するためのポイント
【海】
▼ライフセーバーや監視員等がいるなど適切に安全管理が行われている海水浴場で、指定された遊泳エリア内であることを確認して泳ぎましょう。必要に応じて、ライフジャケットを使用しましょう。遊泳禁止となっている場所では、絶対に泳がないでください。
▼海の状況は、日ごと、時間ごとに変化します。風の向きや波の高さ、満潮か干潮かをしっかり確かめてから入りましょう。大人は子どもから目を離さずに手の届く範囲で見守りましょう。

▼離岸流(リップカレント)とは、沖に向かって発生する強い流れのことです。離岸流が発生しやすい場所や対処などを知っておきましょう。河口付近、堤防沿い等の人工物付近、岩場など離岸流が発生しやすい場所には入水しないでください。
▼堤防などで釣りをする際にも、海への転落の危険があります。滑りにくく、かかとのある履物を履いていきましょう。ライフジャケットを正しく着用し、 堤防の縁からのぞき込まないようにしましょう。立入禁止区域には絶対に入らないでください。

【川】
▼川の流れは一見穏やかに見えても、地形などの影響で流れが一定ではないこともあります。必ず滑りにくく脱げにくいかかとのある履物を履き、ライフジャケットを着用して近づきましょう。
▼今いる場所は晴れていても、上流などで雨が降ると、一気に水位が上昇し危険になることがあります。風雨、落雷等の天候不良時や上流で雨が降っているときなど、河川等が増水するおそれが高いときには、川に近づかないようにしましょう。ダムのある川では、事前に放流情報を確認し、サイレンが鳴ったらすぐに離れましょう。
【プール】
▼飛び込みやプールサイドからのジャンプは重大な事故につながるため、安全に入りましょう。禁止事項などが定められていたら必ず守りましょう。吸い込まれると危険なので、排水口には近づかないようにしましょう。
▼水上設置遊具を利用する際は、係員の指示に従い、適切な遊び方・注意事項・禁止事項を守りましょう。
▼体調が優れない場合は遊ぶのをやめましょう。小さな子どもは、保護者や監督者が子どもの体調を確認しましょう。
【ため池】
▼釣りなどの目的でため池の敷地に入り、誤ってため池に転落して死亡する事故が発生しています。立入禁止となっている場所には絶対に立ち入らないでください。
ライフジャケットの着用方法とマークについて
●体格やサイズに合ったライフジャケットを選んで(子どもは「幼児用」「子ども用」などがあります。)、正しく着用し、垂直方向にライフジャケットを引っ張ってもずり上がらないか確認しましょう。
●ライフジャケットは、公的検査機関によって機能が担保されているマーク付きのものを目安に選びましょう。

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更新日:2026年08月06日