【令和5年11月22日現在】積水メディカル株式会社第一実験棟(解体予定)における床下配管の破断について
令和4年8月4日(木曜日)午後5時54分頃,建屋解体を予定している第一実験棟において,解体前の調査を行っていたところ,床下に設置された配管の破断を確認したとの連絡を受けました。
村と茨城県では,放射性物質の漏えいの可能性があったことから,早期の原因究明の要請及び環境影響の確認のために,令和4年8月5日(金曜日)に立入調査を実施しました。
1.発生日時(事業者覚知時刻)
令和4年8月4日(木曜日)午後3時41分頃
2.事象の概要
積水メディカル株式会社では,建設から長期間経過した第一実験棟を,放射性物質の除染後に解体することを予定しており,その除染工程において,第一実験棟の床下(非管理区域)の配管が破断していることを確認。
※第一実験棟は,令和2年3月以降,使用されていない施設であり,破断があった配管も通水されていない状況。
3.村・茨城県による立入調査
令和4年8月5日(金曜日)に実施した立入調査(主に第一実験棟を調査)
(1)確認事項
ア 事象の発生状況
イ 事業所内の空間放射線量率(測定の立ち合い)
- 配管破断箇所(最大値:0.09マイクロシーベルト/毎時
- 第一実験棟建屋周辺4ヶ所(最大値:0.10マイクロシーベルト/毎時
- 事業所敷地境界4カ所(最大値:0.08マイクロシーベルト/毎時)
(2)要請事項
- 事象の把握を含め,早急に原因を究明し,報告すること。
- 空間放射線量率の測定を継続すること。
令和4年8月19日(金曜日)に実施した立入調査(主に第三実験棟,第四実験棟を調査)
(1)確認事項
- 現地及び書面により,第三実験棟,第四実験棟ともに破断箇所がないことを確認。
4.村の対応
- 令和4年8月15日(月曜日),積水メディカル株式会社創薬支援センターから原子力安全協定に基づく「様式第18事故・故障等発生報告書(第1報)(PDFファイル:4.7MB)」を受領。
- 令和4年8月25日(木曜日),東海村長が積水メディカル株式会社創薬支援センターに対し,不適切な施設管理に起因して管理区域外に放射性物質を漏えいさせたことに対する「厳重注意」。
- 令和5年11月22日(水曜日),積水メディカル株式会社創薬支援センターから原子力安全協定に基づく「様式第18事故・故障等発生報告書(第2報)(PDFファイル:15.1MB)」を受領。
5.その他
積水メディカル株式会社創薬支援センターホームページ「創薬支援センター実験棟における放射性物質を含む廃水の漏えい発生について(第1報)」
積水メディカル株式会社創薬支援センターホームページ「創薬支援センター実験棟における放射性物質を含む廃水の漏えい発生について(第2報)」
積水メディカル株式会社創薬支援センターホームページ「創薬支援センター実験棟における放射性物質を含む廃水の漏えいについて(第3報)」
この記事に関するお問い合わせ先
村民生活部 防災原子力安全課 消防防災・原子力安全担当
〒319-1192 茨城県那珂郡東海村東海三丁目7番1号
電話番号:029-282-1711
ファックス:029-270-4418
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更新日:2023年11月22日