本村の主権者教育の取組を紹介します!
主権者教育の目的
若年層(10代・20代)の投票率は全国的にも低い傾向にありますが,東海村も例外ではなく,全体の投票率に比べかなり低い数値となっています(下表参照)。
投票率一覧(令和7年11月現在)
| 選挙名 | 執行日 | 全体投票率 | 10代 | 20代 |
| 茨城県知事選挙 | R7.9.7 | 47.30% | 34.30% | 27.30% |
| 東海村長選挙 | R7.9.7 | 46.90% | 33.40% | 26.70% |
| 参議院議員通常選挙 | R7.7.20 | 58.10% | 44.60% | 48.40% |
| 衆議院議員総選挙 | R6.10.27 | 55.30% | 38.50% | 35.70% |
| 東海村議会議員一般選挙 | R6.1.21 | 50.20% | 31.40% | 26.00% |
| 茨城県議会議員一般選挙 | R4.12.11 | 35.10% | 22.40% | 18.20% |
若年層の投票率が低いと…
・若年層の意見が,選挙を通じて政治家や政党に届く機会が限られてしまいます。
・若年層のニーズや課題が政治に届かず,意見が反映されなければ,若者の視点での将来に向けた展望等が政策に反映されづらくなります。
全ての世代の意見を反映した政治を実現するためにも,若年層を中心とした政治参加意識の向上と投票参加促進を図る観点から,東海村選挙管理委員会では主に若年層を対象とした「主権者教育の充実」を推進します。
主権者教育とは
社会において自らが主権者であることを自覚し,社会の出来事を自ら考え,判断し,主体的に行動できるようにするための教育をいいます。東海村選挙管理委員会ではその一環として,選挙の仕組みや重要性を理解し,投票の意義を学ぶ機会を提供することで,有権者となった際に投票所へ足を運ぶことの習慣化を目指した取組を推進しています。
実施の様子
東海村立東海南中学校(令和7年9月30日)
生徒会役員選挙の執行時に,実際の選挙で使用する投票箱等の貸出しを行い,投票所の雰囲気を肌で感じてもらいました。また,立候補した生徒達は,自ら作成した選挙ポスターを実際の選挙で使用するポスター掲示板に貼るなど,選挙運動の一端にも触れました。
記載台で記入する生徒達
投票する様子
茨城県立東海高等学校(令和7年1月24日)
茨城県立東海高等学校で,令和5年度に引き続き主権者学習講座を開催しました。昨年度は3年生を対象とし,今回は3年生への進級を控えた18歳に到達していない2年生を対象としました。
当日は, 総務省主権者教育アドバイザーで,明治大学文学部特任教授の藤井 剛氏を講師に迎え,「なぜ選挙に行かなくてはいけないのか?」をテーマに,生徒たちは若年層の投票の重要性や投票する候補者の選び方等について,ロールプレイやボートマッチを用いて学習しました。講座の後半には,令和6年10月27日執行の衆議院議員総選挙(比例代表)を題材に,実際に使用したの選挙公報や投票箱等を用いた模擬投票を実施しました。生徒たちは,講師の話を参考に自ら投票先を選んで投票することにより,主権者になる自覚を持つことができました。
講座の様子
模擬投票
東海村立東海中学校(令和6年12月2日),東海中学校(令和6年9月25日)
東海中学校,東海南中学校においては, 生徒会役員選挙の執行時に,実際の選挙で使用する投票箱等の貸出しを行い,投票を肌で感じてもらいました。また,立候補した生徒達は,自ら作成した選挙ポスターを実際の選挙で使用するポスター掲示板に貼るなど,選挙運動の一端にも触れました。
記載台で記入する生徒達
記載台で記入する生徒達
投票する生徒達
小学5・6年生【希望者】(令和6年8月6日)
エンジョイサマースクールの一環として,作新学院大学人間文化学部の木村直人教授を講師として招き,選挙の仕組みや大切さについて考える講座を開催しました。後半では,実際の選挙で使用する投票機材を使って模擬投票を実施しました。
※エンジョイサマースクールとは,東海村教育委員会の企画により,夏休み期間中の村内の小学生を対象に,普段の学校の授業ではできない学びや体験講座を通して,「自分への課題意識」を持ち,課題を解決しようと「自ら進んで学んでいく」姿勢を育てることを目的に多彩なプログラムを展開する事業です。
講座の様子
茨城県立東海高等学校(令和5年11月9日)
茨城県立東海高等学校で,高校3年生を対象に主権者学習講座を開催しました。
総務省主権者教育アドバイザーで,岩手県立大学総合政策学部准教授の市島 宗典氏を講師に迎え,生徒たちは有権者・候補者の役割や,若年層の投票の重要性,投票する候補者の選び方等について学習しました。講座の後半には,実際の選挙で使用する投票箱を置いた投票所を再現した形で模擬投票を実施し,投票所の雰囲気を肌で感じてもらうだけでなく,模擬の選挙公報を参考に,どの候補者に投票するかを自ら考え投票してもらいました。
生徒にとっては,政治や社会のことを,「自分ごと」として考える良い機会になったようです。
講座の様子
模擬投票
東海村白バラ会と共同で行った取組
明るい選挙の推進を目的に,ボランティアによる選挙啓発活動を行う「東海村白バラ会」と東海村選挙管理委員会が共同で行った取組について紹介します。
東海まつり啓発(令和7年10月25日)
多くの皆さんの来場が期待できる「第47回東海まつり」に出展することにより,選挙にまつわる5問のクイズを出題し回答してくれた方に選挙啓発物品を配布する取組みを行いました。当日は,雨足時折強まるあいにくの天気でしたが,親子連れや友達同士で訪れた約660人の方に対し回答を考え,答え合わせをすることを通して,選挙について知る,学ぶ機会を提供しました。
啓発活動の様子。
実際に使用した選挙クイズ
解答
はたちの集い(令和7年1月11日)
「成人の日」とは,「おとなになったことを自覚し,みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」日のこと。平成27年6月公布の選挙権年齢の引き下げ(20歳→18歳)から10年――この晴れ舞台の日にあらためて主権者としての意識啓発を図ることを目的に,東海文化センターで開催された「はたちの集い」に参加の20歳を迎えた方々に選挙啓発物品を配布しました。
啓発物品を配布する白バラ会会員
イモゾーファミリー総選挙(令和6年7月28日)
第46回東海まつりの出展ブース内において,実際の選挙で使用する投票箱を使用し,村の観光PRキャラクターであるイモゾーファミリーを候補者に見立てた投票体験ブースを設置し,若年層を含む様々な世代の方に投票体験をしてもらいました。
ポスター掲示板の様子
投票の様子
イモゾーファミリー総選挙結果
この記事に関するお問い合わせ先
行政委員会 選挙管理委員会
〒319-1192 茨城県那珂郡東海村東海三丁目7番1号
電話番号:029-282-1711
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更新日:2025年11月04日