東海音頭保存会

更新日:2023年08月30日

東海音頭の沿革

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東海音頭の沿革

■東海音頭は,昭和55年(1980年)村合併25周年事業の一環として制定され,村民会館(現 東海文化センター)で披露式典が挙行されました。

■音頭の歌詞は村民からの公募で,歌手は都はるみさん,作曲は山路進一先生,製作はコロムビアレコード,振付は榊原帰逸先生という当時の最高のスタッフで,製作経費は214万円余でした。

■東海音頭制定と同時に普及・指導の組織が結成され,現在の東海音頭保存会として50人ほどで活動を継続しています。

■保存会の尽力により,東海音頭の歌と踊りは東海まつり,小中学校の運動会,さらには地域のお祭りなどで長きにわたり村民に親しまれており,いわば村民の魂の音楽ともいうべき,シンボリックな楽曲です。

■令和2年(2020年)は東海音頭制定40周年でしたが,新型コロナウィルス感染症により,保存会の活動が休止状態となっていたため,令和5年度にスライドさせて記念事業(正午の防災行政無線を期間限定で東海音頭メロディに変更)を実施しました。

東海音頭保存会とは?

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2019東海村文化祭

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2022東海村文化祭

​​​「東海音頭保存会」は、昭和59年に設立された団体で、茨城県那珂郡東海村で「東海音頭」の保存と踊りの普及などを目的に活動しています。

東海村発足25周年を記念して制作された「東海音頭」。夏の風物詩「東海まつり」等で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。村内の小学校で教えられているため、村民なら誰でも踊ることができるのでは!?

この東海音頭を長く後世に伝えていくための活動として、東海まつりや東海村文化祭で踊りを披露するほか、地元の祭りやイベントでの演舞や、学校行事に向けた音頭の講習会や踊りの指導、会員同士の親睦を深める研修会などを行っています。

皆さんも東海音頭を一緒に踊って、東海村の伝統文化に触れてみませんか。

また、東海村中央公民館で東海音頭のCD、DVDを貸し出ししています。

【東海音頭についてのQ&A】

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2019bunkasai3                     東海村文化祭

Q1.東海音頭について教えてください。

A1.東海音頭は,村発足の25周年を記念して1980年(昭和55年)に歌詞を公募の上制定されました。原曲の作曲は山路進一さん(H12没),歌は都はるみさんが歌唱しています。
村内では,東海まつりをはじめ,様々なイベントで老若男女が音頭にあわせて踊りを楽しんできました。この東海音頭で,多くの村民の地元に対する愛着や誇りが育まれてきたものと感じております。

東海村の概要は,東海音頭の歌詞をよく読めば分かると思います。

〇東海音頭は1~5番まであり,村内を紹介し,村に親しんでもらおうという歌です。

1番は,のどかな自然と先端技術科学の原子の火

2番は,村の豊かな自然(砂丘,月見草,久慈川)

3番は,村松虚空蔵尊や大神宮など(歴史のあるお寺や神社)

4番は,ぶどうや梨や稲など農産物と東海村の名勝(村松晴嵐や阿漕が浦)

5番は,未来に向けて明るい歌詞

になっていて,東海村の歴史や環境などを歌で巡るような,いわば「ご当地ソング」。東海村を簡単に理解することができる内容の歌詞です。YouTubeに,歌詞を掲載していますので,ぜひご覧下さい!

 

Q2.東海音頭を聴いたり,踊れるようになるにはどうしたらいいですか?

A2.このHPのYouTubeをご視聴いただくか,東海村中央公民館でCDや,踊りのDVDの貸し出しをしています。
また,東海音頭保存会が踊りの指導をしてくれます。ご興味のある方は,中央公民館へお問い合わせください。

 

Q3.著作権や著作権料はどうなっていますか。

A3.東海音頭の著作権はコロムビアレコードが有し,管理については一般社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)が行っています。
(作曲家の山路氏も著作権の管理を日本音楽著作権協会(JASRAC)に委託しています。)

 

Q4.昼の防災無線で東海音頭のメロディーを流す期間はいつまでですか。

A4.2023年(R5年)7月~8月の2カ月限定です。そのあとは,通常のグリーンスリーブスに戻る予定です。
本来は,2020年(R2年)が,東海音頭が制定され40周年を迎え,40周年記念事業で2021年(R3年)に流す予定でしたが,コロナ禍等で東海まつりが縮小されたため延期していました。今年(R5年)は4年ぶりに東海まつりのイベントが開催される予定で東海まつりを盛り上げ,東海音頭を更に周知するため今年(R5年)の企画実施となりました。

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東海音頭のウラ話(昭和63年 第2回東海音頭コンクール大会プログラム 井坂源一当時社会教育課長の東海音頭のはなし より一部要約抜粋)

昭和55年、東海村合併25周年記念事業企画委員会がつくられ、東海音頭制定の事業を行うよう決定されました。

東海音頭の制作の経験がないため、水府村、内原町、桂村の先例を学び、東海村独特の構想で制作に入りました。

先ず歌詞は県内から募集することにして、5社の新聞広告を行い、記事として取り上げていただき、PRに努めた結果、歌詞の応募数は149点でした。

東海村の概要は、東海音頭の歌詞をよく読めば分かると思います。

さて、東海音頭としての作曲、歌手、踊りの振付、レコードの制作など東京企画株式会社と契約し、作曲家は山路進一先生、歌手は都はるみさんに決まりました。

山路進一先生は「柔道一代」「そんな夕子にほれました」など名曲を作られています。

踊りの振付は東京舞踊学校の学長である榊原帰逸先生が担当されました。

東海音頭はA・Bと2曲作曲していただき、曲の選定は村内の各種各層から50名選出し、その方々に決めていただいたのです。

都はるみさんのレコーディングは当時の照沼信邦委員長(当時の教育長)はじめ、当時の議長、企画課長等が立合いました。

音頭の出だしの「ハア―」は、最初は素直だったのですが、都さんは、熱が入ってきたために、レコードのようなあの都はるみ独特の都ブシが出てきたのですが、照沼委員長の「これで良い」で完了したのです。

東海音頭の踊りを見ましたら、踊りが教える人によってまちまちなのに気づきここで基本に戻し、普及振興を図らなければならないと思い、東海村在住の日本舞踊各流派の名取りと、その名取りが推薦する者で、「東海音頭振興会」(45人)を結成していただきました。そして踊りの榊原先生を招いて講習会を行い、振興会の受講者には教育委員会で東海音頭指導者の証を与えたのです。

夏の東海まつりでは、東海音頭パレードがあり600名の参加をみていますが、そのため振興会員は昼夜なく、学校、事業所、各公民館分館へ出向いて指導をしてきました。

そうした指導に出ていただくため費用弁償の代わりに、音頭振興会に対し村から補助していますが、この補助金は先生を招いての研修費、会員相互の研修に充てられています。

村民の一人でも多くの方々に東海音頭を理解し覚えていただきたいと願っています。

 

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40周年記念事業 正午の防災行政無線のチャイムが「東海音頭」のメロディに!!(R5年7月~8月限定!!)

広報とうかいR5.6.10号(PDFファイル:997KB)

東海村の夏の風物詩である「東海音頭」が制定され2020年(R2年)に40周年を迎えたこともあり、 40周年記念事業で2021年(R3年)に流す予定でしたが、コロナ禍等で東海まつりが縮小されたため延期していました。今年(R5年)は4年ぶりに東海まつりのイベントが開催される予定で東海まつりを盛り上げ、東海音頭を更に周知するため今年(R5年)の企画実施となりました。

これからも、東海音頭が一人でも多くの方に親しまれ継承されていくよう、令和5年の7-8月の期間(2か月)限定なので、趣旨をご理解いただきますようお願いいたします。

【正午の防災行政無線(「東海音頭」のメロディ変更)に関するQ&A】

Q1.なぜお昼のメロデイーが変更になったの?

A1.2020年(R2)に東海音頭制定40周年を迎え,記年事業として日常的に東海音頭をより多くの村⺠に親しんでいだくため企画されたものでしたが,コロナ禍等で東海まつりが縮小されたため延期していました。R5年は4年ぶりに東海まつりのイベントが開催され,東海まつりを盛り上げ,東海音頭を更に周知するためR5年の企画実施となりました。

村内では,東海まつりをはじめ,様々なイベントで老若男女が音頭にあわせて踊りを楽しんできました。この東海音頭で,多くの村民の地元に対する愛着や誇りが育まれてきたものと感じております。

Q2.何の曲なの?

A2.東海音頭です。東海音頭は,村発足の25周年を記念して1980年(昭和55年)に歌詞を公募の上制定されました。原曲の作曲は山路進一さん(H12没),歌は都はるみさんが歌唱しています。現在(今まで)正午に流れているグリーンスリーブスと同じ長さの尺(57秒位)で流しているので,テンポも遅くわかりづらいかもしれません。日常的に東海音頭をより多くの村⺠に親しんでいただきたく,東海音頭制定40年記念事業で流しています。令和5年の7-8月の期間(2か月)限定なので,ご理解いただきますようお願いいたします。

Q3.村民に周知はしたの?

A3.広報とうかいR5.6/10号p 5と,村公式LINEでR5.6/28に周知しています。

東海音頭を後世へ伝えていくために… 東海音頭保存会会長インタビュー (R5.7.23)

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東海音頭保存会  星 トシヰ会長(R5.7.23)

・R5年の東海まつりで4年ぶりに,東海音頭を披露したお気持ちは?

新型コロナウイルス感染症の影響で3年間東海音頭を披露することができなかったので,今回の祭りで元の活気を取り戻したいというのが望みでした。

これまで以上に賑やかな東海まつりの様子を見ていて,“村民がみんなで心を一つにして踊れる踊り”という東海音頭の目標を達成できたと喜んでいます。

・今後の抱負を教えてください。

これからも若い人たちに東海音頭を踊り続けてほしいと思います。そして,東海音頭が100年続くことを願っています。今回の東海まつりで中学生がとにかくいい表情で踊っていたのを見て,この先の希望に繋がる思いがしました。

 

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