福島第一原子力発電所事故に伴う放射線の対応状況について

更新日:2019年12月23日

平成23年9月

東海村災害対策本部

福島第一原子力発電所事故に伴う放射線の対応状況について

現状

空間放射線量の測定について

1 茨城県設置の測定局(モニタリングステーション)による測定

測定箇所は,石神,豊岡,舟石川,押延,村松,三菱原燃及び原燃工の7か所で随時測定しています。

測定結果については,村公式ホームページや役場正面入り口に設置している放射線表示装置及び各コミュニティセンターに設置している防災情報ネットワークシステムで公表しています。

2 学校等の校庭の測定

 測定箇所は,小中学校,幼稚園,保育所(園)の22施設の校庭等の放射線量を測定しています。小・中学校は校庭内の5か所,幼稚園・保育所(園)は園庭内の砂場を含めた4か所で,それぞれ地表面から3センチメートル,50センチメートル,100センチメートルの高さで月2回測定しています。

測定結果については,村公式ホームページで公表しています。

(注意)10月測定分からは,村内の放射線量が一定で落ち着いていることから,測定は月1回とします。(変化があったときは複数回とします。) 

今後の対応

空間放射線量の測定及びマップの作成について

1 公園及び農地の測定

村内全地域の空間放射線量を調査するため,上記【現状】1及び2において測定していない地域を中心に,公園及び農地の空間放射線量についても測定します。

2 放射線測定器の一般貸出による測定 (9月20日(火曜日)から実施済み)

地域,団体または個人(村内在住・在勤の方)に放射線測定器を無償で貸し出します。

機器:CsIシンチレーションカウンタ

  • (注意)10月以降はボランティアによる測定補助も予定                    
  • (注意)別紙1参照

3 村内における空間放射線量マップの作成

【現状】1及び2並びに上記1及び2において記載した空間放射線量の測定結果を活用し,村の都市計画図(30000分の1)を約1キロメートルメッシュで区切り,村内全地域の空間放射線量の状況を把握し,10月末を目途に公表します。

放射能濃度の検査について

1 民間検査機関への委託による検査

井戸水の放射能濃度は村内10か所,土壌は村内15か所(田んぼ6か所・畑9か所),東海村産の農産物は米,野菜,芋,梨,ぶどう等約40検体の放射能濃度を,民間検査機関に委託することにより検査し,10月末を目途に公表します。

2 食品放射能測定装置による検査(10月中旬以降開始予定)

食品放射能測定装置を導入し,一般の自家消費用として村内で栽培された農産物のほか,土壌,井戸水などの放射能濃度を無償で検査します。また,学校給食の食材についても検査します。

機器: NaIシンチレーションカウンタ

福島第一原子力発電所事故に伴う放射線レベルの低減対策について

村内における放射線レベルの低減対策を行う目安について

地表面から50センチメートルの高さ(注釈1)で、1時間あたり0.25マイクロシーベルト以下(注釈1)を目安とします。

(注釈1)・(注釈2)の根拠については別紙2参照

目安を超えたときの低減対策について

1 土壌の除去

雨樋直下,側溝,芝(草地),立木及び植栽植え込みの土等の土壌を除去し,土嚢袋に入れる。

2 除去した土壌等の当面の処理方法

土砂を入れた土嚢等は,敷地内に穴を掘り,ブルーシート等で養生して埋設(約40~50センチメートルの覆土)する。または,敷地内の一角をブルーシートで養生し,トラロープ等で立ち入り制限をするか,仮置きの表示等をしたうえで一時保管する。

3 除去効果の確認

事前に測定した地点における線量測定を行い,記録する。(線量が低下していることを確認する。)

4 除去を行う者

  • 私有地:各個人(所有者)
  • 公共施設:役場(各担当課室)

このページに関するお問い合わせ先

村民生活部 防災原子力安全課 消防防災・原子力安全担当

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電話番号:029-282-1711
ファックス:029-270-4418

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