令和4年東海村新年賀詞交歓会

更新日:2022年01月07日

令和4年東海村新年賀詞交歓会が開催されました!

令和4年1月6日(木曜日)午前10時から,東海村新年賀詞交歓会が同会発起人会主催により開催されました。

本会は東海村の飛躍発展を目指す意見交換の場として毎年開催されており,本年は山田村長をはじめとする村内の各界各層の方,約200名が参加しました。

令和3年については,新型コロナウィルス感染症の再拡大により中止となりましたが,令和4年については,新型コロナウイルス感染対策に配慮し,会場の分散や,オンライン名刺交換の実施やデジタルサイネージの配信など,新しい社会活動の実現に向けて,デジタル化を取り入れた内容としました。

会では来賓の国会議員の方々等から祝辞があり,また,叙勲の方へ花束が贈呈されました。

発起人
村長挨拶
受章者
デジタルサイネージの活用

山田村長年頭祝辞

皆様、新年明けましておめでとうございます。
清々しい新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

東海村の関係者が一堂に会するこの賀詞交歓会が、コロナ禍の中でも、こうして開催できましたこと、発起人の一人として大変嬉しく思っております。

その新型コロナウイルス感染症についてですが、村内は落ち着いた状況が続いているものの、県内では年明けにオミクロン株が確認され、今後は、感染者数も徐々に増えてくるのではないかと見ています。改めて、一人ひとりが基本的な感染防止対策を徹底していかなければなりません。ご協力をお願いします。

さて、今年の村政運営ですが、まずはコロナ対策となります。感染拡大防止のため、ワクチンの3回目接種を着実に実施していくことが重要であると考えております。国の方針により、医療従事者や高齢者施設入所者等を先行しますが、65歳以上の方については、2回目接種から7か月経過した方々へ順次接種券を送付してまいりますので、お手元に届くまでお待ちください。その後、予約、接種という流れになりますので、積極的に接種いただきたいと思います。

また、コロナ禍で疲弊している村内経済の活性化については、商工会でも独自のキャンペーンに取り組んでいただいているところであり、感謝申し上げたいと思います。村としましても、昨年実施した「3割引きキャンペーン」や「キャッシュレス決済ポイント還元事業」などを参考にしながら、新たな消費喚起策を講じてまいりたいと考えているところです。
 

ここで、今年の“まちづくり”の最重要テーマを2点お話したいと思います。

一つ目は、「選ばれるまち」を目指す取組みであります。

今、村内では、新築住宅の建設が数多く見られます。多くの自治体で人口減少が続く中、本村は活気があると言われています。フローレスタ須和間や中央地区などは特に顕著であり、住宅を求めている方々のニーズに供給が追い付かない状況のようであります。これは、本村の「行政サービスの充実」や「利便性の高さ」など「住みやすさ」が評価されているものと受け止めております。そして、この好機を活かして更に転入者の確保を図っていくことが必要だと考えています。東海村でさえ、今後は人口減少局面に入っていきます。私は、人口問題というのは、10年先20年先を見据えてタイミング良く手を打たないと取り返しのつかないことになると危機感を持っています。そこで、若い世代をターゲットにした新たな転入促進策を講じてまいりたいと考えています。若い世代の方々に「選ばれるまち」であり続けるためには、思い切った施策の導入が欠かせませんし、「雇用」「子育て」「消費」といった地域の活性化には欠かせない視点も重視しながら、戦略的に進めてまいりたいと考えているところです。

二つ目は、「暮らしを支える福祉」を実現する取組みであります。

これまでの福祉は、分野別の支援が中心でありましたが、今では、住民のニーズは複雑多様化しており、高齢・障がい・子ども・生活困窮など属性を問わない包括的な支援体制の構築が求められています。村では、昨年から、国のモデル事業を受けて準備を進めてまいりましたが、本格的な支援体制整備の一環として、今年から、ワンストップの相談窓口を絆へ集約することとしました。相談支援に特化した部署を設け、福祉部内はもちろんのこと、村社協との連携も強化しながら、重層的な支援体制を構築してまいりたいと考えております。新たな福祉政策へのチャレンジとなりますが、東海村オリジナルの地域共生社会の実現に向け、しっかりと取り組んでまいります。

 

次に、原子力政策においても述べておきたいと思います。

東海第二発電所については、安全性向上対策工事が進められておりますが、昨年12月には、特重施設の審査について許可がおりたところであります。今後は、工事進捗に伴う使用前検査なども注視しつつ、立地自治体の長として、周辺5市との連携を図りながら、適切に対応してまいりたいと考えております。

一方で、広域避難計画の策定については、コロナ禍で避難訓練が実施できず、必要な検証が出来ませんでしたが、今年は、時機を捉えて訓練を行いながら、実効性の確認に努めてまいりたいと考えております。そうした取組みを通して、住民の皆様のご理解が得られるよう進めてまいりたいと考えております。

また、昨年12月で終了した「原発問題の自分ごと化会議」では、参加者から様々な意見が提起され、有意義な会議であったと評価しております。今後は、最終的な提案書を受け取った後で、出来ることから取り組んでまいりたいと考えております。私としましては、今回の会議を通して、参加者が率直に意見を交換し、冷静に話し合える場が出来たということも大きな成果の一つではなかったかと感じたところであり、こうした話し合いの場は今後も必要になってくるものと考えているところであります。

なお、本日は、原子力事業所の関係者の方々が多数ご出席でありますが、まずは、事業活動における「安全第一」の徹底をお願いしたいと思います。そのうえで、原子力への理解、これは、地域住民に理解していただくことが原点でありますので、今一度、関係者一人ひとりが肝に銘じて、住民との対話を続けていただきたいと切に願っております。

 

結びに、本日お集まり頂きました皆様にとりまして、今年一年が良い年になりますように、そして東海村が飛躍できる年になりますことを祈念いたしまして、年頭のあいさつといたします。本日は、誠におめでとうございます。

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