令和2年東海村新年賀詞交歓会

更新日:2020年04月14日

令和2年東海村新年賀詞交歓会が開催されました!

令和2年1月7日(火曜日)午前10時30分から,東海村新年賀詞交歓会が同会発起人会主催により開催されました。

本会は東海村の飛躍発展を目指す意見交換の場として毎年開催されており,本年は山田村長をはじめとする村内の各界各層の方,325名が参加しました。

会では来賓の国会議員の方々等から祝辞があり,また,叙勲及び褒章受章者の方へ花束が贈呈されました。

発起人
箏演奏
受章者
参加者

山田村長年頭祝辞

皆様、新年明けましておめでとうございます。

清々しい新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

東海村の関係者が一堂に会するこの賀詞交歓会が、今年も多くの皆様方にご参加頂き、盛大に開催されますこと、発起人の一人として大変嬉しく思っております。

今年の年末年始は9連休という方も多かったと思いますが、皆さんは、どのように過ごされましたでしょうか?私は、年末はランニング練習、年始は今年の抱負等をあれこれと考えておりました。

今年は「ネズミ年」であります。昨年の「亥」(いのしし)は“新たな生命が種子の中に閉じ込められた状態を表している”とのことでありましたが、今年の「子」(ねずみ)は“種子の中に新しい生命がきざし始める状態を表している”とのことであります。十二支の中では最初であり、新しい事の始まりと考えてみると、何かにチャレンジするには最適な年と言えるのではないでしょうか?

この子年生まれの人の性格は「真面目でコツコツ働き、倹約家」という一方で「不要なものにお金を使わず、度を超すとケチと見られてしまう」といった一面もあるようです。でも、「適応能力が高く、コミュニケーションも上手いので、周囲の人々を惹きつける」とも言われています。年男年女の皆さん、自信を持ってください。

さて、昨年は、令和という新しい時代の幕開け、茨城国体の大成功、ラグビーワールドカップの盛り上がりなど嬉しい話題が多かった一方で、年々激甚化する自然災害の脅威を改めて感じた一年でもあったという印象があります。

今年は、何と言っても、東京オリンピック・パラリンピックでしょう。前回の東京大会、私は3歳でしたから、ほとんど記憶にありませんが、多くの日本人にとって自国開催のオリンピックは、高揚感と期待感に満ち、日本全国を興奮させることになるでしょう。

そして、もう一つ、私が期待していることがあります。それは、「はやぶさ2」が地球に帰還することです。予定では年末と言われていますが、小惑星リュウグウでのサンプル採取が成功し、その分析でJPARCの果たす役割が期待されているところです。世界を驚かせるような成果が、ここ東海から発信されることを強く願っています。

そして、本村の話題でありますが、いよいよ4月から、新たな総合計画がスタートします。今月からパブリックコメントも実施しますので、皆様にも是非ご覧頂き、ご意見を賜ればと思っています。新しい総合計画では、10年後の本村の姿として「輝くSONZAI つながるTOKAI」~共に生き 共に育つ しなやかで活力あるまち~という将来ビジョンを掲げました。そのために必要な施策として、“人づくり”を重要な柱として位置づけたところであり、未来を担う人づくりをしっかりと進めてまいりたいと考えております。

昨年の本村の出生数は、一昨年に続き300人を切り、ますます人口減少が深刻化しておりますが、今後とも未来に希望がもてる「まちづくり」を目指していかなければなりません。私は、これまで本村が発展してきた強みを、安定した財政力と地域を支える住民力であったと考えております。しかしながら、その力は次第に低下してきており、立て直しが急務であります。それは元に戻すということではなく、時代に合わせて変えていくということです。特に、住民力の復活には、まず担い手づくりから始めなければなりません。地域づくりに必要な人材をどのように育てていくのか?個人や家族の価値観が尊重される中で、公共としての地域コミュニティを維持していく重要性を理解してもらうことが必要です。

さらに、若い世代も巻き込んで、この村に対する想いを醸成しながら、「この村いいよね。もっとこうなったらいいよね」と思ってもらい、「まちづくり」に関わる人の輪を大きくしていきたいと考えております。

また、皆さんも既に御存知のことと思いますが、区画整理事業の進展に伴い、駅西口や東海病院周辺の様子が大きく変化してきております。都市環境の面整備が着実に進展しており、今後は、6号線の4車線化をはじめとした幹線道路の整備も続いていきますので、これらを本村の地域活性化に繋げてまいりたいと考えております。

一方で、公共交通の問題や空き家問題も喫緊の課題でありますので、こうした基盤整備に併せてハード・ソフト両面での対策等を講じながら、村民にとって、快適な住環境の確保にも努めていかなければなりません。

来年には、(仮称)歴史と未来の交流館がオープンします。文教地区も含め、本村の魅力を更に大きく発信できるよう取り組みを強化してまいります。

原子力政策においては、東海第二発電所の安全性向上対策が進められておりますが、今後の工事進捗に伴い、再稼働問題がクローズアップされてくるものと認識しております。事業者には、6市村との信頼関係構築が大切であることや住民への理解が欠かせないという点を申し上げておきたいと思います。

一方で、広域避難計画の策定については、引き続き、避難訓練等の実施により実効性を検証するとともに、住民の理解が得られるよう取組んでまいります。また、住民が原子力問題を“自分ごと”として考えてもらえるような場づくりが必要であると考えており、先進事例などを参考にしながら、その手法を検討してまいりたいと考えております。

最後に、今年も勝田全国マラソン大会に出場いたします。年齢が上がっているにもかかわらず練習量が減っており、ちょっと不安な気持ちもありますが、恒例となりましたので、沿道で応援していただいている村民の皆様からの声援を力に変えて、何とか完走したいと思います。タイムは気にしません。

結びに、本日お集まり頂きました皆様にとりまして、今年一年が良い年になりますように、そして東海村が飛躍できる年になりますことを祈念いたしまして、年頭のあいさつといたします。本日は、誠におめでとうございます。

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