平成30年東海村新年賀詞交歓会

更新日:2019年12月23日

平成30年東海村新年賀詞交歓会が開催されました!

平成30年1月5日(金曜日)午前11時から,東海村新年賀詞交歓会が同会発起人会主催により開催されました。
本会は東海村の飛躍発展を目指す意見交換の場として,毎年開催されており,本年は山田村長をはじめとする村内の各界各層の方,322名が参加しました。
会では,来賓の国会議員の方々等から祝辞があり,また,平成29年の秋の叙勲受章者の方へ花束が贈呈されました。

賀詞交換会の様子

金屏風の前でマスコットキャラクターイモゾーと市長と一緒に4名の男性が並んで記念撮影をしている写真
叙勲受章者3名が壇上に並んでいる写真
村長がスピーチをしている祝賀会の会場の様子全体を映している写真
チーズケーキとミルクレープが一口サイズに並べられている写真

山田村長年頭祝辞

皆様、新年明けましておめでとうございます。
清々しい新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

東海村の関係者が一堂に会するこの賀詞交歓会が今年も盛大に開催されますこと、発起人の一人として大変嬉しく思っております。そして、今年もアイヴィルで開催させて頂きましたが、昨年の反省も踏まえ、いくつか改善も行いましたので、新年のスタートとして、「華やかな集い」となれば幸いに存じております。

さて、今年は「イヌ年」であります。昨年の「酉」(とり)は果実が成熟の極限に達した状態と言われておりまして、今年の「戌」(いぬ)は草木が枯れる状態を表しているとのことであります。「戌」という漢字の由来が「滅」であったとも言われており、何となく意味合いが感じ取れます。ちょっと新年としては寂しい話になってしまいましたが、この戌年生まれの人の性格は「熱心で正義感が強い」「真面目で忍耐強く働き者」と言われていますから、年男年女の皆さん安心してください。

新年を迎えましたが、昨年の話題として、2つほど皆さんにご紹介したい話があります。
一つは、商工会青年部が取り組んできたイルミネーション事業が全国顕彰を受けたことです。今年度も昨年12月から、駅東口の公園内に設置され多くの村民を楽しませてくれていますが、地域の活性化に大きく貢献した優秀な事例として顕彰されました。大変素晴らしい快挙だと思います。青年部の皆さんが自主的に企画し、資金集めにも奔走し、全て手作りで完成させたイルミネーションは、本村の冬のシンボルとして、これからも村民に愛され続けることでしょう。なお、今月10日号の広報とうかいでも取り上げておりますので、後程ご覧ください。
もう一つは、石神城跡(いしがみじょうあと)が県指定文化財の指定を受けたことです。本村の誇る佐竹氏関連の貴重な城郭跡であり、主要部の遺構の保存状況は、県内の同時期の城郭と比較しても非常に良好であると評価されております。今後、村内外から多くの方々の来訪が予想されますので、パンフレットの作成や現地の環境整備などに努め、文化財の保護と活用をバランス良く図ってまいりたいと考えております。是非、皆さんも一度訪れてみてください。

今、人口減少社会が盛んに取り上げられていますが、人口問題は過去に起きた現象の結果であり、現在の動きが将来を左右するのです。その「怖さ」をきちんと認識し、打つべき手を今打たなければ将来は展望できません。では、社会の何が変わったのか?それは「家族の形態」と「雇用システム」の変化であり、今の状況を作り出しているのです。家族は、同居世帯が減り、単身世帯が急増したことで家族間の助け合い機能が低下し、孤立化する傾向にあります。加えて、雇用システムでは、日本型の終身雇用制度が崩壊し、非正規雇用の増加が格差を生み出し、それが固定化しています。こうした変化が若い世代を直撃し、晩婚化や非婚化に繋がり、結果として人口減少が生じているわけです。
やはり、若者世代の生活と雇用の基盤を安定させ、子育て支援を充実させていかなければなりません。次世代を育成していくことが、高齢世代を支えることにも繋がり、未来を希望の持てる社会に変える原動力になると確信しています。村としましても、福祉的なサービスの充実だけでなく、新たな雇用を生み出せるような取り組みにチャレンジしていく覚悟でおります。まだ、具体的にお話できる状況にはありませんが、一つ一つ形にしていきたいと考えております。

そして、今年は、国体開催の前年ということで、プレ大会が開催されます。来年の本番を想定して準備を進めてまいりますので、関係者の皆様にはご協力のほどよろしくお願いしたいと思います。まずは、ホッケー競技への関心を高め、多くの村民の皆様にご来場頂けるようPRに努めてまいります。また、国体そのものの認知度も更に上げながら、村全体で“おもてなし”ができるよう取り組んでまいります。是非、皆さんのお力添えも頂きますようお願いいたします。

原子力関連においては、今年11月に、東海第二発電所が40年を迎えることになり、原子力規制委員会の判断とともに、本村をはじめとした自治体の対応も大変注目されてまいります。原子力発電所に関しましては、安全対策と防災対策が同時に求められているところであり、事実を客観的に分析しながら適切に対応していかなければなりません。また、自治体の責務である広域避難計画の策定についても出来るだけ実効性が高められるよう努力してまいります。一方で、現在の原子力政策に対しましては、国民の理解が十分に得られていないと感じておりますので、引き続き、国の責任をしっかり果たすよう求めてまいりたいと考えております。

最後に、今年も勝田全国マラソン大会に出場いたします。昨年目標としていました4時間半は達成できませんでしたが、3年間少しずつタイムを更新することができています。これも沿道で応援していただいている村民の皆様からの声援があればこそ成し遂げられていると感謝しております。今回タイムは公言いたしませんが、元気で東海村を駆け抜けてまいりたいと考えておりますので、応援をよろしくお願いいたします。
結びに、本日お集まり頂きました皆様にとりまして、今年一年が良い年になりますように、そして東海村が飛躍できる年になりますことを祈念いたしまして、年頭のあいさつといたします。本日は、誠におめでとうございます。

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