10月は「食品ロス削減月間」です。~今日からできる家庭での取組~

食べられるのに捨てられてしまう食品のことを「食品ロス」と言います。
世界で生産される食品の3分の1(13億トン)もが捨てられているにも関わらず、世界では約8億人(約9人に1人)が栄養不足の状態にあり、飢餓に苦しんでいます。
また,食品ロスは地球環境にも大きな負荷をかけています。誰も口にしない食料を作るために膨大な水や肥料などが使われ、さらにゴミとして処分するにもエネルギーを使っています。
食品ロスは世界的な課題になっており、日本では令和元年5月に「食品ロス削減推進法」が成立しました。食品メーカーや食品販売店はもちろん、私たち消費者も買い物の仕方や調理法の工夫などで自主的に食品ロスの削減に取り組むことが求められています。
日本の食品ロスの現状
日本の食品ロスは、年間472万トン(事業者から236万トン、家庭から236万トン)に及ぶと推計されています(令和4年度)。これは世界で飢えに苦しむ人々へ向けた世界の食糧年間援助量の1.3倍に相当します。これは国民一人あたり1日におにぎり1個分(約103グラム)のご飯を、金額に換算すると年間約32,000円分を廃棄していることになります。
<家庭で食品を捨ててしまった理由>
- 食べ残し 100万トン42% 調理したのに食べなかった
- 直接廃棄102万トン 44% 賞味期限・消費期限切れ、傷んで食べられなくなった
- 過剰除去 33万トン 14% 皮の剥きすぎなど食べられる部分を捨ててしまった
※出所「食品ロスを減らそう」(政府広報)「食品ロスについて知る・学ぶ」(消費庁)「減らそう食品ロス」(農林水産省)
食品ロスを減らすコツ!
1.食材は,必要な時に必要な分だけ買う
2.買った食材は使い切る
3.外食では,食べ切れる量を注文する
4.食事はおいしく,残さず,食べきる
「賞味期限」と「消費期限」の違いを知り、無駄をなくしましょう
■「賞味期限」とはおいしく食べられる期限のことであり、食べられなくなる期限ではありません。
■「消費期限」は安全に食べられる期限です。過ぎたら食べない方が良いでしょう。
いずれも,食品の保存に当たっては,記載されている保存方法を守ることが大切です。一度開けた食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。
食べきれない食品は「きずなBOX」へ
村では,事業者や個人からまだ食べられる食品を寄付してもらい,支援を必要としている世帯や施設へ提供する活動(フードバンク)を行っています。食べきれない食品は,役場総合案内(役場行政棟1階)前に設置している「きずなBOX」へお持ちください
この記事に関するお問い合わせ先
産業部 産業政策課(東海村産業・情報プラザ アイヴィル内)
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更新日:2025年10月01日