めざそう!お口の健康「8020・6424」

更新日:2023年06月07日

めざそう!お口の健康「8020・6424」

生涯自分の歯で食べ,豊かな生活を送るためには,歯と口腔の健康(お口の健康)が大切です。歯は,20本あるとたいていのものが噛めるとされています。
「8020(ハチマルニイマル)」は「80歳で20本以上の歯を保とう」という意味で,「生涯自分の歯で噛む」ことを目指す,国と日本歯科医師会が推進している運動です。
「6424(ロクヨンニイヨン)」は「64歳で24本以上の歯を保つ」と「むし歯にしない」の2つの意味をもつ,茨城県独自の歯科保健のキャッチフレーズです。

自分の歯が20本以上の人
年齢階級(歳) 国(2016年) 東海村(2022年)
65~69 73.0 64.7
70~74 63.4 54.9
75~79 56.1 48.6
80~84 44.2 38.6
85~ 25.7 27.4

東海村は全国に比べ,自分の歯が20本以上の人の割合が85歳以上を除いて低い状況で,歯と口腔の健康水準が低いといえます。

【出展】
平成28年歯科疾患実態調査結果の概要

第9期東海村高齢者福祉計画・介護保険事業計画に係るアンケート調査
 

お口の健康と身体の健康

歯周病は,糖尿病,心疾患,慢性腎臓病,呼吸器疾患,骨粗鬆症,関節リウマチ,悪性新生物(がん),早産・低体重児出産など,さまざまな全身疾患と関連しています。
多くの歯を失うことで咀嚼機能(噛む力)や嚥下機能(飲み込む力)が低下すると,十分な栄養が摂れず,低栄養のリスクが高まります。
高齢者の低栄養は,筋肉量の減少によるサルコペニアやロコモティブシンドローム(運動器症候群)につながり,要介護状態となるリスクを高めます。
お口の健康から,健康寿命を延ばしましょう。

自分の歯、自分の健康を自分で守るために

お口の健康づくりには,生涯を通じた予防と早期治療が大切です。
・かかりつけの歯科医を持ち,生涯を通じて,定期的に歯科検診を受けましょう。
・むし歯予防のために,生涯を通じて,フッ化物を利用しましょう。
・むし歯予防と生活習慣予防のために,甘いものは時間を決めて,摂りすぎないよう心がけましょう。
・歯みがきだけでなく,デンタルフロスや歯間ブラシも使い,むし歯や歯周病を予防しましょう。
・ひとくち 30 回以上,ゆっくりよく噛んで,味わって食べましょう。
・喫煙によって歯周病や口腔がんにかかりやすくなることを理解し,自分と大切な人のために,禁煙にチャレンジしましょう。

東海村の歯科保健事業

東海村では,ライフステージに合わせてお口の健康を守る事業を行っています。お口の健康づくりに活用しましょう。

ハローベビースクールでの妊婦への歯科保健指導
1歳6か月児健診,2歳6か月児歯科健診,3歳児健診での歯科検診と歯科保健指導
幼稚園,保育園,学校での歯科検診とフッ化物洗口
30歳,40歳,50歳,60歳,70歳及び妊婦の歯科検診(東海村成人歯科健康診査等)
各種健康教室での啓発,歯科保健指導
など

お口の健康をもっと知りたいときは・・・

このページに関するお問い合わせ先

福祉部 健康増進課 健康づくり担当(保健センター内)

〒319-1112 茨城県那珂郡東海村村松2005
電話番号:029-282-2797
ファックス:029-282-2705

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