夏に流行する感染症について

更新日:2023年12月15日

夏の感染症にご注意ください!!
夏場に多く発生する感染症は、腸管出血性大腸菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)、ヘルパンギーナ、手足口病、伝染性紅斑(りんご病)などです。症状があるときは、早期に医療機関を受診してください。

夏に流行する感染症の一覧
  原因 潜伏期間 症状 予防対策
腸管出血性大腸菌感染症(O-157感染症など) 腸管出血性大腸菌O-157、O-26、O-111 3~5日間 水様性下痢、腹痛、血便 、発熱(多くは一過性)
(注意)尿毒症や意識障がい等の重篤な症状となることもあり。
  • トイレの後、調理・食事の前には必ず石けんで手を洗う。
  • 食肉を生で食べることは控える。
  • 生肉を焼くためのトングや箸と食べる箸は別にする。
  • 調理器具は清潔に取り扱う。
咽頭結膜熱(プール熱) 主にアデノウイルス 5~7日間 39~40℃の発熱に始まり、咽頭痛 、結膜炎といった症状が3~5日間程度続く。
(注意)プールを介して流行することがあることから「プール熱」とも呼ばれます。
  • 手洗いとうがい。
  • プールの前後は、シャワー・洗顔・うがいをする。
  • タオル、ハンカチの貸し借りはさける。
ヘルパンギーナ コクサッキーAウイルスなど 2~5日間 突然の高熱、のどの痛み。口の中の小さな水ぶくれがやがて破れ、ただれて痛みをともなう。38~40℃の高熱が1~3日続き、食欲不振、全身のだるさがみられる。
  • 手洗いとうがい。
  • タオル、ハンカチの貸し借りはさける
  • おむつ交換など便を扱った後は、特にしっかり手洗いをする。
手足口病 コクサッキーAウイルスなど 2~5日間 手・足・口の中に水疱性の発しんができる。発症者の約1/3に軽度の発熱が見られる。ごくまれに髄膜炎や心筋炎などを生じることあり。
  • 手洗いとうがい。
  • タオル、ハンカチの貸し借りはさける
伝染性紅斑(りんご病) ヒトパルボウイルスなど 4~15日間 頬に境界鮮明な紅い発しん(リンゴの頬)が現れる。全身、手足にもレース状の紅斑が見られる。発しんが現れる数日前に、発熱、倦怠感、咳・鼻水などのかぜ様症状が見られることあり。
  • 手洗いとうがい。
  • 流行時期はマスク着用。
  • 看病する人以外は、かぜ様症状の人に近づかない。(注意)妊婦さんが感染すると、流産を起こすことあり。

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