村には、原子力発電所、試験研究炉、再処理施設、加工施設など、多種多様な原子力施設があります。 原子力災害発生時に特有の対策が必要な「原子力災害対策重点区域」として、 原子力発電所には「予防的防護措置を準備する区域」(PAZ:Precautionary Action Zone)が、 その他の原子力施設には「緊急防護措置を準備する区域」(UPZ:Urgent Protective Action Planning Zone)が設定されており、 区域に応じて原子力災害発生時の初動対応が異なります。 これまで村では、PAZに係る「広域避難計画」とUPZに係る「屋内避難及び避難誘導計画」の策定を別々に進めてきましたが、 発災施設によって初動や避難先が異なることを分かりやすく伝えるため、 2つの計画を一体化した「原子力災害に備えた東海村住民避難計画」を策定しました。
原子力災害対策重点区域 | 災害発生時に求められる対応 |
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予防的防護措置を準備する区域(PAZ) | 放射性物質が放出される前の避難など |
緊急防護措置を準備する区域(UPZ) | 放射性物質が放出される前の屋内退避や放射性物質が放出された後の避難(空間放射線量率の状況に応じて)など |
原子力災害に備えた東海村住民避難計画 原子力災害に備えた東海村住民避難計画の概要