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原子力災害の特殊性

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原子力災害とは

 原子力発電所などでは、事故や故障があっても、施設外部に大量の放射性物質が放出されないよう、様々な安全対策を実施しています。

 しかし、事故や災害により、原子力施設外部に大量の放射性物質が放出され、周辺環境が汚染し、それに伴い住民が被ばくを受けるような事態が発生してしまうかもしれません。このような事態を「原子力災害」といい、原子力災害が発生した場合に備え、被害を最小限に抑え、住民の健康や財産を保護するための対策を講じることを「原子力防災」といいます。

原子力防災の特殊性

 原子力災害は、地震や風水害などの自然災害や火災などと異なり、次のような特殊性があります。

1放射線は目に見えない、音がしない、匂いがないなど、私たちが五感で直接感じることはできません。2被ばくしてもその程度を自分では判断することができません。専用の測定機器が必要です。

原子力防災

 防災の目的は、そこに住んでいる人や働いている人、訪れている人たちの生命・身体・財産を災害から守ることであり、特にこれらにより安全で安心できる環境づくりが求められています。このことは、原子力防災においても同様です。

 原子力防災においては、原子力施設の安全対策が図られることが重要とされ、さまざまな対策を取っていますが、原子力災害が発生した場合に放射能による被ばくを最小限にするため、私たち自身が放射線や放射能に関する基本的な知識や正しい対処法を知っておくことが重要となります。被ばく防護の基本となる三原則は次のとおりです。

1.放射線をコンクリート等でさえぎる。(遮へい)2.放射線源から離れる。3.被ばく時間を短くする。