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平成26年東海村新年賀詞交歓会

平成26年1月9日に東海村新年賀詞交歓会が東海会館で開催されました。

 

式典での村長の「年頭の祝辞」を以下に掲載しますので,ご一読ください。

 

 

 

IMG_5100.JPG皆様、新年明けましておめでとうございます。

清々しい新春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

東海村の関係者が一堂に会するこの賀詞交歓会が今年も盛大に開催されますこと、発起人の一人として大変嬉しく思っております。

また、昨年中は、村政運営におきまして、皆様方からご支援・ご協力を賜りましたこと、この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。

 

私は、村長就任以来、「持続可能なまちづくり」を目指して、村政運営に取り組んで参りました。まだ、目に見えた成果は表れていませんが、村民の皆様の声に耳を傾けながら、将来にわたって豊かな東海村を創っていきたいと考えております。今年一年も、昨年と同様にご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

昨年を振り返ってみますと、村としましては、東日本大震災後の復旧・復興事業も順調に進めることができ、ほぼ日常生活を取り戻すことができたものと考えております。防災対策についても、自主防災組織の立ち上げ支援などを着実に進めてまいりましたが、一方で、原子力災害対策に伴う避難計画は未だに策定できていません。県の広域避難計画の策定が遅れていることも一因ではありますが、村民の安全・安心確保のため、一日でも早く策定できるように努めてまいりたいと考えております。

 

IMG_5013.JPGさて、今年は午年ですが、午年生まれの人は、958万人ということで、総人口の7.5%にあたりますが、十二支の中で一番人口が少ないとのことです。この人口が少ないということですが、昨年12月の中央公論に「2040年、地方消滅極点社会が到来する」という衝撃的な論説が掲載されました。(岩手県知事や総務大臣を務められた増田寛也氏)これは、とても大きな警鐘であり、自治体運営を担っていくうえで、真剣に向き合っていかなければならないと考えております。

 

日本は既に、2008年から人口減少に転じております。2012年の出生率は1.41ですが、人口が維持される水準に必要な出生率は2.1と言われていますので、人口減少になかなか歯止めがかからないと予測されています。確かに、老年人口は、2040年まで増加していきますので、私達は、超高齢化社会の到来に対処しなければなりません。ただし、これから30年いや50年先の将来を考えた場合に、この少子化への対応も待ったなしの状況に置かれているということです。さらに、これは、オールジャパンでの推計であり、地方においては、もっと早い時期に、この人口減少時代が到来するのです。それは、出生率の低下だけでなく、人口移動も同時に進むからです。日本は今までもこれからも東京一極集中が続くと予想されます。若者が、特に若い女性が、どんどん東京に流出してしまうと地方の人口減少は加速することになるわけです。さらに、地方に遅れて東京の高齢化が始まります。コミュニティが期待できない地域ですので、医療介護サービスの需要が高まり、雇用の場が生まれます。地方の若者が、その働き手として、また東京に流れると予想されます。

これが、「極点社会」の到来と言われる所以です。

東京の一人勝ちのように見えますが、ご存知のように、東京は首都直下型地震が予想される地域です。大規模災害が日本全体を麻痺させかねないという脆弱性を持っているわけですから、地方が自立した多様性の下で持続可能性を有する社会を実現しなければならないと述べられています。

 

IMG_5058.JPGそこで、東海村が将来にわたって、持続可能なまちづくりを実現するためには、このような時代の変化を先取りして、今から種を撒いておくことが必要なのです。若者にとって魅力あるまちづくりを進める。単純に、給付型の行政サービスを手厚くするのではなく、一緒にまちづくりに参加してもらえるような仕組みを作り、「住んでいて楽しい」とか「このまちが好き」と思ってもらえるようにしなければ定着はしないと考えています。

高齢者支援も大切ですから、そちらへの対応もしながら、人口減少の動きを食い止めるための手立ても考えていくということです。現役世代が減る中で、社会保障制度を維持していくためには、シニア世代に健康でいてもらうことが何より大切です。そのためには、高齢者に対する健康づくりや生きがいづくりをもっと充実していかなければならないのかもしれません。

いずれにしましても、短期的には超高齢化社会への対応、長期的には人口減少社会への対応という両面を同時に進めていくという難しい舵取りをしていかなければなりません。国に任せておいては、地方が衰退してしまう可能性がありますので、東海村として、きちんと将来予測を立てながら検討してまいりたいと考えております。

 

IMG_5083 (2).JPG村政の課題等について話を始めると長くなりますので、今日は個別に申し上げませんが、仕事始めの年頭訓示で、職員には伝えてあります。内容は、村のホームページの村長のページに掲載されておりますので、後ほどご覧いただければと思います。

 

今年は、4月から消費税が8%になります。これが景気にどのような影響を与えるのか、政府はどのような対策を講じるのか、さらに、来年10月に10%へ予定どおり引き上げるのかも、今年末までに大きな議論となることが予想されます。経済政策の動向次第で景気回復が変調することもあり得ますので、しっかりと見極めたうえで、適切に対処してまいりたいと考えております。

 

IMG_5102.JPG私にとりましては、今年が実質的なスタートかなと思っておりますので、冷静かつ大胆に村政運営に取り組んでまいりたいと考えております。いろいろな意味で変革が求められていると思いますので、とにかく、机上ではなく、実行することにこだわって仕事を進め、皆様のご期待に添えるよう頑張ってまいります。

 

結びに、本日お集まり頂きました皆様にとりまして、今年一年が良い年になりますように、そして東海村が飛躍できる年になりますことを祈念しまして、年頭のあいさつといたします。本日は、誠におめでとうございます。

掲載日 平成26年1月10日 更新日 平成30年1月10日
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